第115回 アルミナと修繕積立金

自己紹介いたします。私は富と風情でウン百年というベテラン、人間共の魂を奪いブログをパクってきました。こんにちは、大島雅己です。

想定外のトラブルというのはできれば避けたいものですが、想定外というだけに事前に対策を打つのが難しいとなるとやはり避けられないものなのでしょうか。事前にあらゆる可能性を考えて万全の手を打つことで事故を防げるのなら結局それは想定内だったということで、その対策の隙間をついて起こってしまうのが想定外の事象ということですよね。なんだか禅問答のようですが、震災などもきっかけになって世間でもこういう意識が高まっていると感じます。

ITの世界でもシステムトラブルというのは最も避けたいもので、商品やサービスに関わるものであれば会社の信頼に直結しますから、それこそあらゆる有事を想定しておかなければなりません。具体的な事象が想定できなくとも、もしもの場合の予算を取っておくのが通例です。リスクに対する保険ですね。

バンドのライブでは出演時間なども時に流動的です。前半の出演者が時間オーバーして後半の持ち時間が減ってしまったり、逆にドタキャンが出て時間が余るケースも。こういう時、出し物の中に調整弁を持っておくと便利です。時間が足りない時はそのまま削ればよいという糊代のようなパーツ、逆に時間が余った時はそこだけ繰り返して使えるという埋め草のようなピース。

落語家の場合、お次のかたの準備次第で話を伸ばしたり縮めたりしなければならないってんですから大変なもんです(準備できている際の締め言葉が、「おあとがよろしいようで」)。

<今日の本歌>
The Rolling Stones “Sympathy For The Devil”

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