第1370回 義清阿闍梨とノーモフィリア

ほんっと、おかしな世の中よ(映画『ミセス・ノイズィ』)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。

おかしい、とは、普通ではないことですが、それまでの常識とは違うものであり、だからこそ「おやっ?」「あれっ?」と興味を惹くものにつながるのでしょう。

普通でないから面白い。普通でないから怪しい。普通でないから特別感がある。それが好ましい方面にいけば愉快で楽しく魅惑的だし、そうでない面を向ければ不快で迷惑なものになる。だから、愉快で楽しいものと、不快で迷惑なものは表裏一体にあるということになる。

逆を返せば、まともで正しいものは、面白くなく、不愉快なものだ、となる。まともなのに不愉快とは、なんともおかしな話です。総じて、世の中はすべて変だ、ということなのでしょうか。

「変でない」ことはいったいどこにあるのでしょうか。いや、「変でない」とは結局何なのでしょうか。

(A面へ)

<今日の一唱>
映画『ミセス・ノイズィ』

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