第1278回 インレーとピロリン酸ナトリウム
さむしろに衣かたしき今宵もや我をまつらん宇治の橋姫(詠み人知らず)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。
「繋ぐ」のは大事なこととはいえ、なんでも繋げばよいというものではないのです。繋ぐことは、縛り付けることをも意味します。繋がらなくてもよいものを無理に拘束して動きを封じるようでは本末転倒だし、自由を奪ってしまい発展を妨げる恐れすらあります。
何かと何かの「間」に注目することは極めて重要だけれど、そこを埋め立ててしまうことが解決ではないのです。「端」をなかったものにするのでもなく、いきなり「橋」を架けるのでもなく、そこで何が起きているのかに注目することが大事なのであって、そこから必要に応じて橋をかけることを考えればよいのです。
「絆」と言えば聞こえは良いけれど、絆とは結局「つな」で物を縛りつけることであり、自由から離れる方向にあるのだと思っておくべきです。
<今日の一唱>
『古今和歌集』第14巻