第1207回 リファイナーと構造主義生物学

のどかさは新聞もなしけさの春(正岡子規)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。

紙の新聞が大好きです。IT者を標榜しているくせに、いや、そうだからこそなのか、どんなに便利で手軽なネットのニュースサービスがあっても全く食指が動きません。紙で読む楽しさには敵わないのです。

この感覚は何ならむと昔から考えていて、紙の手触り感覚とか縦横無尽性とか視認性の強さなどいろいろな要素があるわけですが、特に大きいのは絶対的な全体観でしょう。手の中に広げた紙面が情報の全体枠であり自分がその中のどこを見ているのかを体で感じ取ることができる、これは自分が世界の中に確固と立っているのと同じなのです。同じ意味で、電子書籍にいまだ馴染めないのも納得いくことなのです。

情報のことばかり気にする毎日だからこそこんな性癖になってしまったのか、こんな性癖だから情報を気にすることになるのか、両方の相乗効果なのかはわかりません。

(A面へ)

<今日の一唱>
正岡子規の句より

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