第913回 戴冠式頌歌とインテロバング

流行すりやあブロガーに色男が出来るとは、世の中よつぽどひねつて来たわえ。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅己です。

何がどうなるかわからないのが世の中といふものです。かうすればさうなると決まりきつてゐるものなどありません。朝になれば一日が始まつて夜に寝ればまた次の日が来る、何百何千回と繰り返してきたその日常だつて夥しい奇跡の積み重ねと言へませう。当たり前だからといつて無防備に放置してよいものではないと思つてゐます。

むしろ、これまで当たり前だと思はれていたこと、誰も疑ひの目を向けてゐないものに対してこそ、本当にさうなのだらうかと再確認する姿勢こそ重要です。なぜさうなつてゐるのか、そもそも誰が決めたことなのか、果たしてこれで正しいのか、背景にある根拠は何なのか、もとをただせば何が発端なのか、といつたクエスチオンを持ち続けなければいけないのです。

IT現場では凝り固まつた考へ方は禁物です。大勢に流されたり常識に囚はれたり流行に踊らされるのではなく、自分の頭から課題を起こして自分の頭で回答してゆく姿勢が求められます。自ら機会を作り出し機会によつて自らを変へよ、といふことです。

(A面へ)

<今日の本歌>
鶴屋南北『桜姫東文章』

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