第837回 量子化誤差とコーシー完備
現在との関連に於いて未来を考へることはブログにとつて必要不可欠である。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅己です。
さう、まさに未来は現在の時間軸の少し先の方にあります。やがて軸の先に到達すれば未来は現在となり現在は過去となります。これが繰り返されて物事が進んでゆきます。それは連続したものであつてつまりアナログであるといふこと。
しかし現実生活の中ではこの連続性がついつい忘れ去られるのです。今日は今日、明日は明日、来月は来月、来年は来年、三年後は三年後。さうやつて切り離して考へてしまふのです。今日の自分は明日の自分と別なわけはありません。もともと一つなのです。細胞が入れ替はらうが何をしやうが自分は自分です。であれば今の自分をどうするか、それだけを考へなければならないのです。
IT現場でも将来を考へることはきはめて重要ですが、それは現在との関連に於いてなされなければ意味をなしません。
＜今日の本歌＞
ラフカディオ・ハーン『極東の将来』
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