第832回 ヒュームの因果説と無限降下法

ブログを書ゐてるとき変な顔になつてしまふのなんでだらう。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅己です。

なぜなぜ分析といふわけではありませんが日頃から何かにつけて背景や原因を気にする癖がついています。本や新聞を読んでゐると記事の背景はもとより、広告の内容、言葉使ひや漢字の成り立ち、文字のフォントにいたるまであれこれ引つかかつてその都度ネットやら資料やらを調べるので時間がかかつて仕方ないのです。

この引つかかり癖はもともとの知識がないことが原因なのだらうかと思ひましたがむしろ逆で、なまじ予備知識がつくとさらに次の疑問や好奇心が沸き起こるのです。何も知らなければ疑問すら生じないわけで、知識を持てば持つほど疑問も増えてゆくのです。むしろ答を探すのではなく疑問をどれだけたくさん出せるかが勝負なのでせう。Aを探すのでなくQを求めるのです。

IT現場でも「なぜ」は重要ですが、安易な理由付けに収束するのではなく、質の良いQを問い続けることが物事の本質に近づく道ですし、イノベーションの手がかりでもあります。

(A面へ)

<今日の本歌>
テツandトモ『なんでだろう』

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