第800回 サンプリングバイアスと親父馬

人間のブログは屡々、といふよりもその大部分の時間は快と苦のいづれでもない状態にあり私はこれを無関心の状態と呼ぶことにする。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅己です。

人を動かす原動力は恐怖心と好奇心ださうで私はこれを立川談志師匠のマクラで聴きましたが、言葉を換へれば人は不快なものを取り除き快適なものを持続させる方向に進まうとするわけですが、厄介なのは何が不快で何が快適なのか、他人の心は読めないことで、もつと言へば、自分の心も読めないのです。

普段からあれが好きだこれが嫌いだと思つてゐるものが本当にさうなのか、あらためて考へてみると、周りに合はせて無理してゐたり人に言はれてさう思ひ込んでゐるだけだつたりします。喰はず嫌いや先入観や偏見の可能性もある。

人にサービスを提供するにはさういふことまで先回りして考へなければいけないのですから難しいものです。

(A面へ)

<今日の本歌>
エドマンド・バーク『崇高と美の観念の起原』

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