第2468回 語りと情報の関係(1)

こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。それにつけても不思議なものは人の声なり。口から言葉を発するという単純な行為でありながら、その話は放し離され、噺となり咄となり、語りとなって談じられ、説かれて論じられて唱えられ、喋りとなり囀りとなり口遊まれて、唸りとなって吟じられ、謡となって歌われ唄われ謡われ謳われ詠われ訴えられる。まだまだあるけれど、同じ文言を発声するのにこれだけのバリエーションが存在するのはそこに文言だけでは表現できない意味が付随しているからだろう。つまりひとつの情報にも何通りもの伝え方があって、同じ言葉を受け取るにしても全く違う効果を導くかもしれません。続きはまたどこかで。

(A面へ)

<今日の一推>
講談「寛永三馬術」

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