第206回 アノードと信頼の跳躍

古に天地未だ剖れず、陰陽分れざりしとき、渾沌れたること鶏子の如くして、武録にして牙を含めり。こんにちは、大島雅己です。

それは誰にとっての何なのか。このことをつい忘れて目先の問題に食いついてしまうことがよくあります。
今やろうとしていることは、誰に何をもたらす目的か、ってことです。

報告書の締切が今日なのにまだ全然できていない、どうしよう…という時、無理やりでっち上げてでも書類を書くべきなのか、おおまかな案だけでもいいから出した方がいいのか、納期を伸ばしてもらうか、いくつかの対応案がありそうです。

その判断軸は、最終的な目的が何か、だと思います。「上司を怒らせないこと」なのか。「企画会議で話のきっかけにすること」なのか。「自分の訓練」なのか。「出版に間に合わせるため」なのか。それによって、どの案を取るのがベストなのか変わってくるはずですが、けっこう勘違いすることが多いのです。

本当は納期を伸ばしてでもいいものを作るべきところを、上司に怒られるのがいやで適当な内容のものを出してしまったり。その時はよくても、あとあと泣く羽目になるかもしれません。気をつけないと…。

ピアノのレッスンが明日なのに全然弾けてないからって、悩む必要はないのです。目的は、上手く弾いて先生にほめられることではなく、最終的にピアノの腕が上達して、ピアノを楽しみ、曲を味わい、音楽に感動し、他の人にもそれを分かち合う、そういったことであるはずです。どんどん先生に怒られながら修行に励まなければ。

<今日の本歌>
舎人親王ら「日本書記」

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