第150回 さすらいの太陽と循環参照

…アッハッハッハッハッ。ナアーンだ馬鹿馬鹿しい。ブログなんてどうでもいいじゃないか。忘れたってチットモ不自由はしない。おれはおれに間違いないじゃないか。アハアハアハアハアハ…。こんにちは、大島雅己です。

IT現場で様々な悩みに遭遇しますが、よくあるのが「需要と供給のループ」というものです(勝手に命名しました)。
情報システムを使う立場である現場の人々は「いい感じで作ってほしい」と思っている。一方で、作る側の開発者サイドは「どうしてほしいか決めてほしい」と思っている。このスタンスでお互いに開発を進めようとするので、全体的にウダウダするし、中途半端な出来になってしまうし、作ったあとでまた改良する羽目になって余計なコストがかかります。勿体ないですね。

しかし両者の言い分はよくわかります。利用者は「自分らはITとかよく知らないのだから、プロが積極的に仕切って進めてほしい」と思っている。開発者は「何をしたいのかがわからなければ作りようがない」と構えている。これでは話が進まないのも道理です。

ということは、よいシステムを作るには逆に返すとよいというわけで、利用者は自分達が望むゴールの姿を明確化する。開発者は自分達が提供できる成果や価値の内容を具体化する。これを両者で交わし合って接点を作ることです。

芸能、芸術の世界でも、この二つの要望がぴたりとマッチすればヒット作品が生まれるのでしょう。であれば、享受する側は欲しいものの条件を細かくリクエストし、提供する側は持ちネタの売りを丁寧にアピールし、これがうまく符合すればよいわけですが、ハテそんなことを実現できる仕組みはないものか。どこかにあるような気も…。

<今日の本歌>
夢野久作「ドグラ・マグラ」

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