第1695回 無罪推定とコイネー・アイステーシス
秋深し茶茶茶と染まる卓の上。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。
自分の眼で見て耳で聴いて頭で納得したことでなければ、無暗に信じ込まないように気をつけるように心がけています。いや、自分の眼で見て耳で聴いて頭で納得したことですら、疑ってかかる必要があると思っています。
つまりは、自分も含めてすべてのことは一度「本当にそうなのか?」を考えてみるべきなのです。食事は朝昼晩食べるのが本当に妥当なのか。昼休みは12時からに決まっているのか。歯を磨くのは食後に限るのか。朝起きて夜寝るべきなのか。
そう考えていくと、「決まっているじゃないの」とか「当り前だろう」とか「そういうものだ」などという断定的な言葉遣いをおいそれとできなくなるはずです。逆に言えばそういうフレーズをよく使う人には気をつけた方がいいのかもしれません。
<今日の一唱>
赤塚不二夫『天才バカボン』