第1684回 和字正濫抄とまいらせさうらふ

赤ワイン赤大根に赤キャベツ。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。

ではこんどはひらがなだけでぶんしょうをかいてみます。ひらがなはもともとぷらいべえとなばしょでつかうもの、あるいはじょせいがもちいるものなどとされていて、まるみがあってやわらかいふんいきがありますが、こうしてられつしていくと、なにやらどろどろした、おどろおどろしい、めくるめくあやしさがかんじられます。

まるみというもんはかわいらしさをもついっぽうでぞくせけんをはなれたしんせいなそんざいをあらわすものでもあるからでしょうか。

なによりも、かなもじだけではもじそのものからいみをくみとることがむずかしく、ちょっかんてきにないようをりかいすることがむずかしいのでよけいにさいみんこうかのようなものがあるのだとおもわれます。

(A面へ)

<今日の一唱>
紀貫之『土佐日記』

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