第1649回 海藤花と求根アルゴリズム

赤ワイン色に染まつた秋なすび。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。

『かいけつタマゴン』は依頼者からの相談を受けて問題を解決しますが、その仕組みをあらためて見直してみるとかなり高度なメタファーになっていると思われます。

まず依頼者からタマゴ(おそらく鶏卵のゆで卵か)を受取り、これを食べる(丸飲みする)ことによって体の中で何らかの化学反応を起こし(へそにあるダイヤルのようなものを回す必要がある)、自分自身がタマゴのようなカプセル状の物体をいくつも排出します。このカプセルの中からエイリアンのような生物が次々と孵化し、こいつらが問題解決のサポートをしてくれるという按配なのです。

最初に自分が飲むタマゴはすべての資源であり、それを素直に受け入れた上で、自分の中で熟成させ、そこには葛藤も含む激しい奮闘が必要でもあり(実際この時に苦悩を感じているようです)、やがて生み出される成果物が未来への成長の種になるということなのでしょう。

自分によってのタマゴは何か。それはどこにあるのか。

(A面へ)

<今日の一唱>
タツノコプロ『かいけつタマゴン』

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