第1630回 アノードと入射加群

芋焼酎香りかぐわし酔ひあさし。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。

フラット化する世界などと言われていて、確かにあらゆる情報がいつでもどこでも誰でも簡単に手に入るようになっているのだとすれば、情報は平等に与えられていて、誰もがフラットな状況にあると言えるのかもしれません。

しかしフと考えてみると、情報があふれ返っているがために、その真偽を見わけることが極めて困難になっていて、本当に重要で必要な情報を的確に処理できる人だけが他を制することができるのだとすれば、そのギャップは却って大きなものとなりそうです。

現に様々な分野で二極化が叫ばれて勝ち組負け組などと聞くところからすると、フラット化とは逆行しているように思えます。

どちらであるとしても、重要なことは情報をいかに捌いて味方にするかということで、そのためにあるのがITなのでしょう。

(A面へ)

<今日の一唱>
トーマス・フリードマン『フラット化する世界』

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