第119回 ABC理論とシニフィカシオン

去年のブログは青くて固かったな。だけど如何、もう今年は赤いでしょう。こんにちは、大島です。

自分が社内の業務システムやWEBサイト等を作るようになった時、使う人がいかにストレスなく利用できるかは特に気を遣ったものです。特に入力間違いによる誤操作を回避することには気をつけました。

これは自分がネットや公共のシステム利用する立場の時にも気になる観点です。例えば銀行のATMで振込みを行う際、金額を入れてOKした瞬間に振込みが実行されてしまったら、金額を間違えていた場合に面倒なことになります。それを防ぐために、OKしたあとに一度内容を確認できるようにして、そのうえであらためて振込み実行する、という流れになっているのが通常です。

社内システムで、データを変更したり削除したりする場合は、指示を出したあとに「本当によろしいですか? YES/NO」のような確認が入るのが普通です。ただこういうものは利用者も使っているうちに慣れてきて、やがて確認しないままどんどんOKしてしまうようになりがちで、そうすると結局ミスが防げなくなります。かといって、確認したあとにもう一度「本当に本当によろしいですか? YES/NO」などと聞くのも詮無いことです。
完璧なシステムは作れないのか。システムの正確性とユーザビリティとのバランスの難しさか。

絵が素晴らしくうまいがストーリーがつまらない漫画と、絵はヘタだがストーリーがおもしろい漫画。はたしてどちらを選ぶか(いや、この例えは文意に合っていませんかしら)。

<今日の本歌>
桜田淳子「気まぐれヴィーナス」

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