第1502回 拡大係数行列とネオダーウィニズム

湿ボタンオフする空気清浄機。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。

土曜日は朝刊に書評欄が咲き乱れ、読んでいるとすべての本が欲しくなるので、あまりじっくり読まないようにしています。チラ見斜め見見て見ぬふり。でも本当は、本は手当たり次第に読みたいし、そうするべきだと思っているのです。食べ物と違って、いくら取り入れても食べすぎということはないし、お金と違って、いくら持っても堕落することはないし、資源と違って、いくら我が物にしても他人に迷惑をかけることはありません。読んで読んで読まれて読んで読んで読み潰れて眠るまで読んで、というぐらいの状況でありたいものです。何を読もうかと悩むのでなく、何を読まないかで悩みたい。どうしても読みたくないものだけを覗いて、あとはすべてを読みたいのです。これは何欲というのでしょうか。仕事でも勉強でも、何をするかで悩むより、何をやらないかで悩む方が幸せなのかもしれません。

そういえばいしいひさいち氏の漫画でお馴染のキャラ広岡達三先生は作家生活30周年パーティに誰を呼ぶかと相談され「バカモンまず誰を呼ばんかだろう!」と見事に返しました。消去する方が早いこともありますよね。

(A面へ)

<今日の一唱>
いしいひさいち『DOUGHNUTS BOOKS』

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