第1438回 ハッシュチェインと二次電池

ひさびさにまるで穀雨のやうな慈雨。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。

御襁褓、カメラ、コンタクトレンズ、懐炉、ライター、スリッパ、これらの共通点は何でしょう。それは「使い捨て製品」が主流になっている点です。もともと同じものを繰り返し使うのが当たり前だったところに、低価格で簡易な使い捨てバージョンが現れたのです。その登場は、生活にも産業界にもイノベーションと言ってよいほど画期的なものだったと思います。

しかし現代は状況が一転し、リユース、リデュース、リサイクルの時代です。使い捨て製品などムダの代名詞であり、ことにプラスチック製品など言語道断の悪玉と言えるでしょう。かつては時代の最先端であり潮流の牽引役のような立場にあったものが今や世界中の鼻つまみ者だとは皮肉な話ですが、何が求められ何が悪になるかはまったくわからないし、時と場合により移り変わり入れ替わり引っくり返るものだということです。

そういえばサザエさん一家では風呂からあがる時に風呂桶のフタをしめるかどうかで口論する話がありました。お湯が冷めたらもったいないとするマスオ、フタがふやけたらもったいないというカツオ、そのセコい口論を「カゼをひいたら薬代がもったいない」と止める波平。すべての意見は正しい。ただ優先するものが違うのです。

(A面へ)

<今日の一唱>
長谷川町子『サザエさん』

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