第1398回 ドゥッカと黒胆汁

冬肌で新聞のページめくりおる。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。

日々生活していると、中には、やりたくないこと、億劫なこと、イヤなこと、嫌いなことにぶつかります。面倒臭い用事だとか、怖い人に会うとか、緊張する催し物などなど。

できれば避けて通りたいけれどそうもいかない。その日が近づいてくると気分が憂鬱になって、くさくさしたりどきどきしたり胃が痛くなったりするのです。あした学校に行きたくないなあとか会社に行くのしんどいなと感じるのと同じでしょう。

しかし最近ではこの気分を逆手に取って、しめたものだと思うようにしています。イヤなことに立ち向かうのは修業であり、成長のためのステップなのだから、喜んでぶつかっていくべきだと考えます。イヤであればイヤであるほど克服した時の達成感は大きく薬効も高いのだと信じるのです。イヤがっている自分自身を冷静に見つめて、舌なめずりをするぐらいの余裕を持つのです。楽な道ばかり進んで堕落するよりよほどためになるはずです。

そういえばドラえもんの「くろうみそ」を大量になめたお父さんはタバコ1本吸うのに錐もみで火を起こす羽目に遭います。その火でつけたタバコは極上の味だったでしょう。

(A面へ)

<今日の一想>
藤子・F・不二雄『ドラえもん』第8巻

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