第1246回 主題優勢とトラス棒

学問に王道があろうはずはない。しかし少なくとも、幾つかの優れた方法、捷径はあるはずだ(原仙作・中原道喜『英文標準問題精講』)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。

中学校で英語の勉強を始めた頃、「SVC」「SVO」といった文型を叩き込まれました。こんなもの知って何になるのかと思いながら無理やり覚えたものですが、今思えばこれは文の構造を理解するための最低限のフレームワークなのです。

物事をとらえる基本枠組みといえば昔から「5W1Hに気をつける」とか「WhatとHowを意識する」などと言われ、自分でもそう言ってきましたが、その前にまずは「主語は何か」「動詞はどれか」を明確にすることが重要なはずなのです。「主語と述語」と言ってもいい。ここが曖昧なままでwhenだのwhereだのと考えても話はこんがらがるだけです。

SVが決まったら、次に必要なのは「O」目的語か「C」補語、つまり「どこに向かうのか」「何になるのか」、動作のゴールであり状態の行先です。それ以外の修飾語はあとでもよいのです。

(A面へ)

<今日の一唱>
原仙作・中原道喜『英文標準問題精講』

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