第1209回 タカフルと小荷駄奉行
後でこまるんだったら後でこまればいいじゃねえか。なんで今こまるんだよ(いがらしみきお『ぼのぼの』)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。
苦しい時の神頼み、困った時の何とやら、問題が起こった時に何に頼るか、どう対処するか、これは重要なことです。駆け込み先を決めておく。常に虎の巻を座右に置いておく。プランBを準備しておく。
いろいろと考えられることはありましょうけれど、本来あるべき姿は、「困った状況にならないこと」であるはずです。つまり、困ってから何かに頼るのではなく、そうならないように手を打っておくべきなのです。
ここで厄介なのは、困っていない時には困った時のことをなかなか考える気にならないことです。困る前に困った時の話をしても実感を持って入り込めず、自分事だとは捉えられず、たとえ対応するにしてもそこまで真剣に労力をかけてまでやることではないものと考えがちなのです。これは保険をどう位置付けるかの話です。
<今日の一唱>
いがらしみきお『ぼのぼの』