第867回 スタンザと聖俗二元論

この間うちのブログのあなたこなたの御参会・お振舞はおびただしいことでござる。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅己です。

御参会とかお振舞とはつまりはホームパーティみたいなものでせうか。近所の人や友人知人を招待してもてなしたりお呼ばれしたりしながら飲んだり食べたりしたのでせう。かういふいはゆるハレの場とでもいふべきものは英気を養ひ交流を深める大事な機会なのだと思ひます。

もともと私は仕事といふものを義務的に捉へることはしたくなく、趣味も遊びも仕事もすべて自分を高める娯楽のやうなものであるべきだと思つてゐるのでハレとケのやうな切り分けはしたくないのですが、流れの中にメリハリがあることは重要だと考へます。それはリズムでありアーティキュレーションであり演出であり構成です。常に同じ状態が延々と続くだけでは物事は盛り上がらず発展もしないでせう。

これはIT現場も同じことで、同じ状態がいつまでも続くといふことはまづあり得ません。システムの構成も、データの流れも、体制も、イベントも、刻々と変換してゆくのが普通でありながら、ついつい忘れられがちなのです。

(A面へ)

<今日の本歌>
脇狂言『末広がり』

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