第782回 SXSWと第一匍匐

我かくぶろぐをかへて、せめては君をかりそめに見る事ねがひ、宵の憂思ひおぼしめしやられよ。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅己です。

テクノロジーとかイノベーションがあちらこちらで叫ばれて久しい一方で、エモーショナルなものが見直されたり、アナログなものがリバイバルしつつある話を聞くと、なんだか人類はどこへ向かおうとしてゐるのだらうかと考へ込んでしまひます。作業を排除したいのか。労働をしたくないのか。でも感動はほしいのか。

作業や移動をとことん排除していけばやがて人のやることはただ寝てゐるだけになりますね。ウィンク一つであらゆる行動を機械が肩代はりしてくれるやうな世界が、本当に望むゴールだとは思へません。私はここ数年さういつたものに懐疑を感じてをり、いまだに雑巾がけとか新聞紙とかレコード盤を愛し続けてゐます。

ビジネスとはサービスの受け手が最終的に望むものを提供することが本当の使命だと思ふのです。それは受け手本人も明確に意識してゐないものかもしれません。さうか私はこれが欲しかつたのだ、と気づかせてくれるやうなものを。

(A面へ)

<今日の本歌>
井原西鶴『好色五人女』

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