第726回 寿限無とラベリング理論

ハイサイブロガー、ハイサイブロガー、夕びぬ3行ぐゎ残とんな 残とら我んに分きらんな アリアリ童 イェー童。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅己です。

さて、改元の話、特に思ひ入れはないのですが、一体この元号といふやつ、人間にとつてどれほど深い意味があるものなのだらうかといふことは気になります。

物事は名前をつけて識別すると存在が違つてきます。時間が一様に流れてゐるだけのところに週とか月とか朝とか夜などといふ区切りをつけたことで生活のリズムや四季の移り変わりが意識されるし、音の響き方の違ひに対してド、レ、ミといふ名前を振ることでメロディを認識し他者に伝へるやうにもなる。人間が名前を持つからこそ組織や社会や国家が成り立つてゐるわけですし、人形や愛車にも名前をつけてさらに大切にしやうとする。

IT現場でも命名といふのは避けて通れません。プロジェクトの名前、システムの名前、チームの名前、会議の名前など、まとまりあるものには名前をつけることで意味が立ち上がります。ここをおろそかにしてゐると、それが内容や結果にも影響するでせう。名は体を表します。

<今日の本歌>
喜納庄吉&チャンプルース『ハイサイおじさん』

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