第39回 マスコミと承認欲求
テレレッテ、プルルップ、ブログッグ、ジャジャジャーン。こんにちは、大島雅己です。
何かコトが起こると、すわとばかりに騒ぎ出す人というのがいるものですね。社内のIT現場にも。システムの動きがちょっとおかしいと「バグだ!」などと叫んで大騒ぎするような人。
私などは逆にたいていの場合まず騒ぐことはありません。じっくりと状況を見極めて本当に騒ぐべきだと判断できるまでは冷静に事態を理解するように努めます(明らかに落ち着いている場合でないような大事件であればそうも言っていられませんが…)。
「すぐに騒ぐ人」の心理を考えてみたのですが、
・第一発見者の立場になりたい、または世間の耳目を集めたいだけ
・本当にシステムトラブルを怖れ、過敏になっている
という感じでしょうか? いずれにしてもこういう人にかき回されるとIT部門は大変です。まず何が起きているのか、現象を正しく把握して、それから原因を考察していくべきなのに、なかなかそういう手順を踏ませてくれずに「バグだバグだ、早く直せ」などとまくし立てたり周囲に触れ回ったり上長に報告したりします。このような人には注意しましょう。ましてや自分がそうならないように。
騒ぐ人で思い出すのは、藤子不二雄「エスパー魔美」で魔美のエスパー能力を怪しんで友人たちに吹聴する日上さん。それと、佐々木倫子「動物のお医者さん」で学部の噂に振り回されるたびに進級希望先をころころ変える学友たち。ああ見苦しい。
<今日の本歌>
寺村輝夫「ぼくは王さま」