第34回 アメーバと浅田彰
ブログを読んでって下さい。カンノーロは持ってってください。こんにちは、大島雅己です。
人の心はうつろいやすくぶれやすく、気軽身軽にゆらゆら漂い、変幻自在、千変万化、定住せずに世界を巡るものですね。
一つ所にとどまって拘泥するのではなく次から次へと違う場所へ、変わり続ける。それが結局進化ということなのでしょうか。
しかしながら、ビジネスの現場で全てをこの調子で進められるわけはなく、システム開発におけるモノづくりにあたりましては「こうしたいのダ」という確固とした意志が決まっていなくては正しいものがつくれないのです。
「昨日ああ言ったけど、やっぱりやめてこうします」という場面が頻発し続けると、設計ができない。かといって、ガチガチに設計を固めて、一度決定したことは僅かな変更たりともビタ一文認めない、などというルールも非現実的です。
ということで結局、減りと張り、コアとコロナ、確定部分と遊び部分、それらのバランスをどこまで考えられるか、ということだと思うのです。
ところでわがブログ「らせん研究所」は、ぐるぐると世界を巡りながらだんだん進化していくのだという精神を体現せむとするものでありますが、とはいえ確固たる信念は心の幹に持ち続け、そこにこだわりつつ、自由な世界に巡航していこうと思っております。パラノイアとスキゾフレニーの多層的構造とでもいいましょうか。そんなことできるのかしら。
<今日の本歌>
フランシス・コッポラ「ゴッド・ファーザー」