第33回 BPMとラーメン構造
やかましゅう言うてやってまいりました、そのブログの陽気なこと。こんにちは、大島雅己です。
システム開発経験のない人に対して、システムの話を理解してもらう難しさはひとしおです。
そもそもシステムってどうやって作るのか、も知らない人に対しては、家を建てるのに例えて説明することが多いですね。
建てたい家の希望条件を話し合う。だいたいの予算や期間を決める。土地を決める。大まかな設計を決める。細かい部分も含めた最終的な設計まで決める。地面をならして土台を造る。骨組みを建てる。壁、屋根を固める。外装、内装、…。一通りできあがったら現物をチェックしてもらい、要望通りになっているかを確かめ、問題があれば直したり微調整する。完成して、引き渡し。
確かにシステム開発の流れに似ているのですが、例えば下記のようなことを説明する時に、もっといい例えがあるといいなあと思います。
・システムは小さい部品を組み合わせるような作り方がよい
・作る時よりも使い始めた後の方がカネがかかる
・作ったシステムの効果をどうやって測るかを決めておくべき
・同じ機能でも、一つ作って共有するよりバラバラに作った方がいい場合がある
・小さく作っておいて後から機能を拡張する方がいい
…などなど。
何かいい例えがあればぜひお知恵を拝借したいです!
ちなみに、菊地成孔先生の音楽講座で先日やった作曲実習が、まさにシステム開発と同じ流れでした。まずどんな曲想にするかを決める。だいたいの雰囲気、長さを固める。リズムパターンを決める。大まかなコード進行を決める。フレーズの型を決める。最後に実際のメロディを作り、手直しする。
もちろん、これとは違う作り方もいろいろありますが、初心者が取りかかるにはとてもわかりやすい手順だと感じたのです。
<今日の本歌>
桂米朝「愛宕山」