第371回 スカラー量と学説彙纂

多くの場合、私の思考はブログに結びつかないので、もやもやしたままだ。それは曖昧でおかしな形を描いて、呑み込まれていく。そしてたちまち私はそれを忘れてしまう。こんにちは、大島雅己です。

ことあるごとに、時間の重要さについて書いてきましたが、もう少し掘り下げてみます。時間を大事に使うというのは具体的にどういうことなのか。ムダな時間の使い方とはどういうものなのか。何をもって「有意義な時間」であると定義するか。

これはなかなか難しいですね。例えば「収入に直結するかどうか」とすると、食事や睡眠はムダな時間ということになってしまう。ボーっとしている時間はムダかというと、その間に仕事の成果につながる思索が行われていたならば有意義といえそうです。留守番のアルバイトならボーっとしていても収入になるでしょう。移動時間というものはかねがねムダだと思っていましたが、読書やヒアリング学習などに活用できます。

最近はとにかく「はやいこと」がもてはやされますが、そもそも、その目的は何なんでしょうね? もし時間短縮のためにITを導入しようということになったら、本来の目的についてじっくり考えてみた方がいいかもしれません。

長編小説のあらすじだけを短くまとめたものがありますが、それだけを読んでも原作の感動は得られないでしょう。それとこれとは話が違う?さて、どうでしょう。

<今日の本歌>
ジャン・ポール・サルトル『嘔吐』

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