第307回 自性清浄とロートレック荘事件

ジェット・ブロガー、空飛ぶブロガー、きのう見たんだ、夢じゃないのさ、ジェット・ブロガー、オレンジの光、すごいスピード、ジェット・ブロガー。こんにちは、大島雅己です。

昨日の続きです。素直であることと、疑心を持つこと、これをどう使い分けるか。一つのやり方として、「事実は素直に受け止め、人の意見は疑心で見る」というのもあります。

何か事象がある時、そこにいろいろな要素が入り組むものです。その中からまず「事実は何なのか」を切り分ける必要があります。これは事実なのですから、素直に受け入れてよい。
そうではなく、それに対する人の考えや、あるいは噂や見立てなど、「事実ではないもの」もあるはずです。こちらは事実かどうか判明するまでは、疑っておくのです。

人は話をする時、事実と、自分の意見とを、一緒くたにしがちです。マスコミの報道も、事実と憶測と噂とウソが入り乱れていることがあります。そこから早い段階で事実を見極めることが重要だと思うのです。

IT現場でも同じです。特にトラブルや問題が発生した時は情報が乱れがちです。その時まずやるべきことは、「ファクトは何かを洗い出すこと」です。確定していることをまず整理し、それを元に次の対応を決めるということです。

ミステリー小説を読む時、この構えは必須ですよね。どこまでが客観的な事実なのか。どこまでが誰かの勝手な見解なのか。どこまでが作者の独白なのか。結構、ここがこんがらがってしまうことが多いような気がします。

<今日の本歌>
GO!GO!7188『ジェットにんぢん』

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