第247回 筆界とJワインバーグ

ぼくがあいつで君もあいつでさらに君がぼくで、つまり我々一心同体、見よ、彼らの走り方。追われるブロガーのようだ。あの飛び方。泣けてくる。こんにちは、大島雅己です。

システムを構築しようという時に考えるべきことはたくさんありますが、重要なものの一つが、構造としての範囲をどうするか、です。
主に、業務システムで考えてみます。つまり業務の一部をシステム化しようという場合の話です。
業務のプロセスを図にした時に、どの部分がそのシステムに置き換わるのか。線を引く範囲がどこになるか、ということです。

システムとは結局ある構造をもった箱みたいなものになるはずで、今までそうでなかったものを箱に置き換えることになるはずなのです。例えば手書きでやっていた伝票書きの業務とか、手で整理していた名刺ホルダーの見直し作業とか、ノートに書いていた商品の在庫管理などです。

これらをシステムという箱に置き換えると、システムとそれ以外の部分に構造が分かれます。この二つの構造の間で、やり取りが発生するはずです。データを入力するとか、結果を印刷するとかいろいろあるでしょうが、最初に箱をどの範囲に設定するかによってこのやり取りは変わってきます。

システムを作る時は、システムの中身だけでなく、システムでない方の構造や、その間のやり取りまで含めて検討することが重要なのです。

音楽をアレンジする時、一つのフレーズを作れば前後のサウンドとの連携が重要になります。メロディーラインとの繋ぎや、コードトーンとの響き合いとか、リズムの絡み具合などなど。その関係性に似ているかもしれません。

<今日の本歌>
ザ・ビートルズ「アイ・アム・ザ・ウォルラス」

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