第1574回 チャンドラと康熙字典体

缶ビール重み感じるエレベータ。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。

朧と肌と服は一見同じ「月へん」であるかのようでいて実は三つとも出自が異なるなんて知りませんでした。いや、言われてみれば確かに、月という部首には中の横棒が縦棒に接しているもの、接していないもの、斜めの点になっているものと三種類あると教わった気がしますが忘れていました。

縦棒に接していないのがムーンの月で、接しているのは肉の意味で、点になっているのは舟の意味なのでした。朕も有も肝も肖も育も肯も肥も胚も胡も能も脈も脱も膏も膜も膳も膨も膾も藤も、月が入っていながらも月とは関係ない字だということですか。ものの構造や背景や事情は見た目ではわからないことが隠れているものです。

そういえば、いしいひさいち氏の四コマでスーパーのネタがありました。客が買い物カゴを持ってそのまま外に出ようとするので店員が注意したところ、私物のカゴをカバン代わりに使っていたというオチなのですが、たくさん入るし詰め替えなくてもいいから使っているのだという納得の理由でした。

(A面へ)

<今日の一胤>
いしいひさいち氏の四コマ漫画

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