第1511回 歓喜力行団とオプション取引
猫が見る景色を追へばE2系。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。
家時間ができたから何かをしようという動きが世間で賑わっているようですが、一見妥当と思われそうなこの考え方には危険が伴っていると感じています。趣味を掘り下げたりペットを飼うことに時間を費やそうという思いは理解できますが、これはともすると「思いがけず臨時収入があったから何かに使ったろか」という発想と同じで、無駄遣いに走ってしまう恐れがあります。
さして食べたくもない駄菓子やらその場しのぎの娯楽品を大人買いしても、一時的に解放感があるだけで、あとに何も残らないどころか体を壊したり無駄な負の資産が増えることにつながります。
家時間ができたことで本当にやるべきことは何なのか、よく考えて行動したいものです。
そういえばドラえもん「夜の世界の王さまだ!」には眠らなくても疲れない薬(名称不明)が登場しますが、結局なんのありがたみはなかったというのが結論だったはずです。思いがけず手に入ったものが思いがけなくならないようにするにはどうすべきか?
<今日の一唱>
藤子・F・不二雄『ドラえもん』