第1261回 鶴図下絵和歌巻とプリニウス

三つの心がひとつになれば一つの正義は百万パワー(永井豪・石川賢『ゲッターロボ』)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。

コラボレーションをしたつもりだったのが、振り返ってみれば単に作業を分担しただけだった経験があります。その違いはどこにあるのか。

2人以上が協力して1つの仕事を行おうとする時、互いに0.5の力を出し合って1を作るのであれば「分業」にすぎない。それぞれが1の力を発揮して2の成果を出したとすれば、マルクス的な言葉の定義はさておき「協業」「合業」と呼べるのかもしれませんが、本当のコラボレーションとはそのレベルを超えて、1+1を3以上のものにするような、あるいは、互いの力が呼応し合って、1+1+1+1+……と連鎖反応を繰り返していくようなものであるはずです。

こうなるともはや協業ではなく「共業」とか「増業」とか「強業」とか「超業」などの新しい呼び方がほしいところです。

(A面へ)

<今日の一唱>
永井豪・石川賢『ゲッターロボ』

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA