第666回 トランザクション処理と蟄虫始振

高貴の方に飼はれたる、素性正しきブロガーの、生ブログをもてウェブに張り、天に向かひて書くときは、読者直ちに去るとある。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅己です。

時間の流れといふものは目に見えず耳にも聞こえずで、意識しなければその概念を忘れてしまいさうです。しかし現実にはたいていの場合、時間を意識してあるいは時間に追はれて生活してゐます。

カレンダーで日を確認し、時計で時刻を認識し、空模様で一日の流れを自覚し、花鳥風月で季節を感じる。さらには年中行事やら誕生日やら命日やら記念日やらを設けて歳月の流れを可視化するし、テレビ番組もゴミ回収も決まつた曜日時刻に則つてゐます。これらは時間に支配されているやうでゐて、同時に時の流れに掉さすものとも言へませう。

ビジネス現場でも、仕事をする時にはまずスケジュールを引くといふのが肝要です。時間をどう刻み、どう分けて、どう編集するかが仕事の多くの部分を左右します。

会社勤めをしてゐた時はなんだかんだ定期的に集会やらイベントやらがやつて来るのが億劫でしたが、あれはあれで意味があつたのだと今になつて思ひます。

<今日の本歌>
古典落語『猫の忠信』

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