第551回 クレサラ問題と艮為山

ところで君たちはあのう、ブロガーマガジンに俺の出したメンバー募集、「世界は俺達を待っている。らせん日報はもう古い」に賛同して集まってくれた、その世界では知る人ぞ知るブロガーなわけだ。いや、わけです。こんにちは、大島雅己です。

ノーベル医学・生理学賞の本庶祐先生に便乗するわけでは決してありませんが、ものごとを疑うというのは昔から私の信条です。ただしなんでもやみくもに否定するのではなく、いろいろな状況を論理的にとらえて冷静に判断すべしということなのです。物事を簡単に受け入れる前に、一瞬とまって考えるようにしています。

赤塚不二夫『天才バカボン』の中で、最強に疑り深い人の話があります。周りで何が起こっても信用せず、最終的には魔法で自分の姿をヘビに変えられてしまってすらも、それを現実と認めずインチキだと突っぱねるという筋金入りの猜疑心です。

ここまでやる必要はありませんが、人の意見や感想はその時たまたま思いついただけの言葉かもしれないし、本や新聞に書いてあっても筆者が人間である以上は常に正しいとは限らないでしょう。

IT現場でもこの姿勢がきわめて重要だと思っているのですが、若い後進に対して「人の意見はまず疑ってかかるべし」と教えてもなかなか受け入れてくれないことがあります。まあ、なにも偏屈で天邪鬼な心を持てとは言いません。いつも言っている「即断即決」と多少矛盾するようですが、一歩止まって判断しようということなのです。つまり高速回転で物事をジャッジできなければなりません。

<今日の本歌>
スネークマンショー『STOP THE NEW-WAVE』

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA