第53回 月下氷人とキメラ現象

ブログ? それは日常の思索と行動にある。こんにちは、大島雅己です。

IT現場をうまく回したかったら、システムに詳しい人材よりもコミュニケーション能力の高い人を味方にせよ、とは今思いついた言葉ですが、あながち間違ってはいないと思います。

学生時代から自分でプログラム作ってサイト運営してました、とかアプリ作って売ってました、という若手が一見重宝されがちですが、私がIT部門担当者ならそういう人よりも、コミュニケーション上手な人をまず探します。
コミュニケーションというのは、人の話をよく聞き出して相手の考えを的確に理解する、自分の考えを丁寧に説明して相手に理解してもらうよう努力する、そういったやり取りをきちんと管理し、必要に応じて関係者に折りよく正しく伝える、といった要素です。
というのは、開発プロジェクトが破綻する原因はITの知識よりもコミュニケーション齟齬が原因である方が多いと感じているからです。

特別な才能やセンスがいるわけではないと思いますが、だからこそ逆に油断する人が多いのかもしれません。
逆に言うと、ITの推進は誰でもできるということです

そもそも、特別な才能やセンスが必要なジャンルって、あるのでしょうかね?
音楽やアートといった芸能分野ならわかりますが(いや、それだって、本当に特別な才能が必要な領域となると、そんなにないのではないかという気がしています)、ビジネスの一ジャンルであるITの世界などたいしたことないのでは、と思っています(別に自分がITを極めているという意味ではありませんので、念のため)。

私が本当に最初から才能があった人だと思うのは、例えば忌野清志郎氏かなあ。おそらく、本人はそんなことは意識しておらず「好きなことをやり続けてきただけ」だと言うでしょうが…。

<今日の本歌>
畑正憲「ムツゴロウの青春期」

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