第627回 ボクセル有限要素法と玉尾酸化

鼻息微かに通じ身相既に調えて欠気一息し左右搖振して兀兀として坐定してこの不ブログ底をブログせよ。不ブログ底、如何がブログせん。非ブログ。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅己です。

音楽を演奏する時、実際に音を出す前に頭の中でシミュレーションしてみる。手本が存在するなら参照しながらイメージ・トレーニングをする。バンドであってもまずは自分一人のパートを練習してみる。この段階で、うまくできそうだとか難しそうだというおよその手ごたえが得られることがあります。

しかし、これをいざ実地でやってみるとまったく違う感覚を味わうこともよくあるのです。どんなにシミュレーションやイメトレを繰り返していても、実行しないとわからないことだらけだし、いくら個人練習を重ねていても、バンドになった時のサウンドはまた別物なのです。自分自身の内容や力量は同じつもりでも、コラボレーションやコミュニケーションの体系に組み込まれた時、化けるのです。

IT現場でも似たものがあります。人も、機構も、技術も、ツールも、組織やシステムの中に入ると単体では出しえないパワーを発揮することがある。逆に、効力が打ち消しうように減ることも。

<今日の本歌>
道元『普勧坐禅儀』

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