第238回 花鏡とバガテル

ブログの言葉が注射のように私の心に沁みている、噫、効いている。こんにちは、大島雅己です。

システムを作ることになったら、何を目指すのかを決めねばならない。その決め方は百通りも千通りもある一体どんな手段を使えばよいのか。まずはそのシステムを誰が何に使うのかが肝心要ですね。そして、それを使った結果に何を求めるのかがポイントですね。ここをできるだけ具体的に、数値的に決められるといいですね。「社内の担当者が、○○○を△△△する業務をなくして、別の仕事をお願いできるようにしたい」とか。「メールマガジンを自動的に配信する仕組みを作って、作業時間を半減させたい」とかですね。ここがブレていると、せっかく作ったシステムが使えないとか効果が出ないなど、あとあと困ることになります。
目指すところを決めたら、そのためにどんなシステムがあるといいのか、具体的な内容を決めていきますが、この時に様々な案や要望が出てくるでしょう。関係者が多ければその分意見は発散するかもしれません。この時に重要なのは、最初に決めたゴールに照らしてどうなのかを忘れないことです。そうしないと、ついつい目先の便利さやお金の安さや我が身の保身などに目を奪われます。あるいは「ついでにここがこうなるともっといいよね」「ここをこうするなら、こっちもこうした方がいいのでは」というような、「ついでに」「思いつきで」などの付加要求が出現します。そもそも何のために作っているシステムなのか、その目的に常に立ち返りながら判断すべきでしょう。
芸術作品の場合、音楽や文芸ならあとから手直しもできるでしょうが、絵や書のようなものだと失敗したら一からやり直さないといけませんね。思いつきで手を加えていくのは相当に大変なのではないかと愚察します。

<今日の本歌>
ピンク・レディー「ペッパー警部」

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