第192回 非終端記号とトム・クリストファー

この最初の文字は何だ? Vか、それともNか。母に聞いてみるか…? 趣味のいいところを信用しておくとするか。ブロガーかな。想像するのは自由だ。こんにちは、大島雅己です。

エリエスブックコンサルティングの土井英司さんの企画で、銀座でアートを見学するツアーというものに行きました。東京画廊の山本豊津さんのコーディネートです。こんな機会でもなければなかなか体験できないと思って参加したのですが、とても充実した深いツアーでした。

アートとは人間にとって何なのか。どう捉えたらよいのか。どう対峙すべきなのか。何故アートが存在するのか。その歴史的な意味。社会的な意義。国際的な位置。いろいろと考えさせられました。

思えばこれまでIT現場の中でも、システムの仕組みはアートであるべきだ、とか、ITの仕事をアートとして捉えるべきだ、などと考えてきたのですが、実は具体的に何をどうすればよいのかあまりうまく言語化、体系化できていないのです。今回の山本豊津さんの話の中で引っかかったキーワードの一つが「コンテンツとコンテキスト」でした。いくらいいコンテンツがあっても、コンテキストがなければ価値が伝わらなかったり評価されなかったりすることが往々にしてあるのです。

このブログではITの話を音楽や落語の話につなげようというのが一つの狙いですが、それはまさに両者の間をコンテクストでつなぐということです。

<今日の本歌>
ジイド「贋金つくり」

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