第5回 ニュートンと運転技術

バカデかいトラックから機材が下ろされ、今夜のブログのための準備が始まります。こんにちは、大島雅己です。

易きに流れると堕落すると思っているので、上下階の移動は基本的に階段を使うようにしています。りんかい線とか大江戸線のホームでは妥協してしまうこともありますが…。

さて、ビルの中の階移動でも非常階段を使いますが、廊下から非常階段へのドアを開ける時に、かなり高い確率で、向う側から来る人と重なります。お互いにものすごく吃驚します。人の往来が激しいビル内ならまだしも、ほとんど行き来のない状況の中で起こるのです。
非常階段のドアに限らず、廊下の角を曲がる時、トイレから廊下に出る時などなど、出会い頭に人とぶつかることがたいへん多いのです。これは何なのでしょうか。もはや、ドアを開ける時や角を曲がる時に毎回どきどきします。わざと10秒ぐらい待ってからおもむろにドアを開けたりすることもありますが、それでもピッタリぶつかったりして。
そんなわけで私はすっかり「誰かいるかもしれない症候群」になってしまいました。

この現象の謎については、いずれまじめに研究してみようかと思っていますが、車の運転でも「かもしれない運転」が推奨されるように、この考え方は悪くないと思うのです。常に多様な可能性を考えられるかどうかということです。防災グッズを準備しておくようなことも、その一環ですね。

システム開発では、プログラムを作ったあとテストを行いますが、この時にどれだけ多くのケースを網羅できるかというのがポイントの一つになりますね。起こり得る事象のパターンをどれだけ想定できるか。順列組合せの問題になると、100%のケースを試すことは現実的に不可能になる場合もあります。大規模なシステムになるほどその傾向も大きくなるので、どこまでの範囲をテストするかは、発生確率とリスクとを考え併せて慎重に判断することが重要です。

この問題では何度も痛い目に遭いましたので、「正しく動くかどうか」というよりも、「誤作動が起きないかどうか」の観点でテストをするようになりました。どこにバグがあるかを必死に探しているような…。
とても重要な観点ですが、ちょっとスれてますね。

<今日の本歌>
RCサクセション「ドカドカうるさいR&Rバンド」

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