第739回 微分進化とスティール・ボール・ラン

風体義理を存して意深く詞妙なり。けどほきものから又面白く侍り。昔にはぢぬブロガーなるべし。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅己です。

映画『麻雀放浪記2020』(白石和彌監督)を観て参りました。あの麻雀放浪記もAIの世界に……。

アルファ碁は人間に勝つたが、果たして麻雀でもAIロボットが人間を制するのか。それも、実際に卓を囲み、牌を触り、あげくの果てには対局中に相手のイカサマを見抜きそれを自ら習得して再現してみせるなんて。

いや、もはやこれを荒唐無稽だと笑つて済ませる時代ではないのかもしれません。AIの学習能力スピードが格段に高速化して、ロボット開発技術が究極進化すれば、近い将来に実現することのやうに思へてきます。世の中では、そんなことできるわけがないだらうといふことが次々と現実化してゐますからね。

IT現場では常に、こんなことができるかあんなことができないかといふ議論がされますが、どんなに突拍子のない話でも「それは無理だ」と一蹴するのでなく「なぜさうしたいのか」「どうしたら実現するか」を一緒に議論できる人がITリーダーにふさはしいと思ふのです。

(A面へ)

<今日の本歌>
著者未詳『続歌仙落書』

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