第731回 口伝鈔とファーレズング

有卦に入る数は七年何事も笑ふてブログふふふふふふふ。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅己です。

自分がよく知つてゐることを、まだ知らない人たちに対して説明することの難しさ。この時、自分自身が何も知らなかつた頃のことを思ひ出せば少しは聞く人の身になることができさうなものですが、一度知つてしまつたことを知らなかつた状態に戻すといふことができない。自転車に乗れる立場になると、乗れなかつた状態はもはや思ひ出せないのです。

楽器の修行をしてゐると、師匠から教はつてゐる時はなかなかその説明する意図が理解できないし、自分よりも後人に対してはどう説明すればわかつてもらへるのか思ひ出せないのです。完全に他人の立場になるといふことはできない、だとすれば、どこまで近づけるかといふことです。そして、一つポイントだと思ふのは、教はる方の側も、教へる側の立場になつてみやうと歩み寄ることです。双方から向き合つて一歩踏み出すといふことです。

ビジネス現場にも言へることです。教える側だらうと教はる側だらうと、同じ立場で通信し合うべきだと思ふのです。

<今日の本歌>
蜀山人『七ふの祝い』

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