第709回 ソレノイドと新即物主義

しい、静かに。泣くのは止さう。いつかはブログも理解されるだらう。その間、顔を上げて進もう、目的に向って。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅己です。

来週はピアノのお披露目会があり、今はピアノ漬けの日々です。いくら弾いてもゴールは見えない、いやもともとゴールといふものはないのですが、自分の満足のいく演奏に到達したいのにそれができないもどかしさとの戦いです。

取り組んでいるバッハの曲は決して難しいものではありませんが、これをどのように解釈して、どのように表現するか、それが奏者の考へるべき最重要事項なのです。譜面の通りに正確にきっちり弾くことが目的ではありません。それはプロのCDを聴けばよいだけのこと。あるいはロボットにお願いした方がよいでせう。そうではなく、私といふ生身の人間としてこの曲をどう楽しんでゐるかが重要で、それをお客さんに伝へることが使命といふわけです。

このことはビジネスにおける私の信条そのものです。人生を楽しむこと。それを周りに伝へて還元すること。それを繋いで、繰り返して、回していく。これが社名に込めた思ひなのです。

<今日の本歌>
カーティス・メイフィールド『ムーヴ・オン・アップ』

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