第683回 ペアノ曲線と遺伝的アルゴリズム

ブログ第一章    なし     ブログ第二章    なし     ブログ第三章    なし    。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅己です。

「あいうえお」といふ文字を声に出して読むとします。どんなふうに読むか。声の大きさ、声のトーン、強弱のつけ方、一音ごとの長さなどなど、表現の仕方は無限にあります。まして、人が変はればバリエーションは倍増する。その時その時のその表現は世界中で唯一無二のものになるでせう。

五線譜に書かれた音符を演奏するのも同じことです。ドレミ、といふ音をどのやうに表現するのか。誰がどう演奏しても、やはりその時だけのオリジナルになるはずです。もとの譜面はひとつでも、表現の方法は果てしなく存在する、だからこそ人は表現をし続けるのでせうし、そこに意味があるといふものです。

IT現場でも同じことで、情報システムの構築は数限りない選択肢の中から何を選んでゆくかという勝負の世界といつてもよいでせう。どの方法をどのやうに選んでどのやうに使ふのか。それを延々と判断し続けてゆくといふことです。そこにスキルが求められるのです。

<今日の本歌>
ジョン・ケージ『4分33秒』

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