第675回 とっぽ話とマンダラート

今頃は半七様、どこにどうしてござらうぞ、今更返らぬことながら、私といふブロガーなかりせば、舅御様もお通に免じ、子までなしたる三勝殿を、とくにも呼び入れさしやんしたら、半七様の身持も直り御勘当もあるまいに。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅己です。

バンドのライブで何を演るかを決める時など、皆でアイディアを出し合ふやうな場で、どうにも浅墓な案ばかり出す人と、絶妙な発想をする人がゐます。この違ひは何なのでせうか。

どちらも思ひつきで言葉を発してゐるやうに見えますが、そこに至るまでの思考過程が異なつてゐるやうです。

前者はとにかく頭に浮かんだものを片端から口にするばかりで、深い配慮や勘案が感じられないことが多いのです。

後者は前提知識や肌理細かい分析や深い熟考の末に生じた果実のやうに光ります。思ひつきではなく閃きと言ふべきかもしれません。

となると両者は、発露に至る脳の土台とそれを動かす基本ソフトの働きのやうなものからして違つてゐると言へませうか。

ビジネス現場でもブレストなどの場では思ひついたことをどんどん言ふべしとされますが、日頃の勉強状況が発露される場と言へるでせう。AIだつて学習が足りなければ頓珍漢な受け答へをしますからね。

<今日の本歌>
竹本三郎兵衛・豊竹応律『艶容女舞衣』

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