第659回 受動債権とモット絶縁体

風、雨、雪がまじる、そんな夜はどうしやうもなく寒く、塩を舐めつつ日本酒をすすり、咳込んで鼻水たらし、短い髭を撫でながら、自分こそ無二のブロガーと己惚れてゐる。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅己です。

よいバンドといふのは音楽的な技術が優れているといふことよりも、バンドとしてまとまつた音を出してゐるかどうかで決まるものです。個々人の裁量ではなく全体として独特な色やうねりや雰囲気が出てゐるかどうか。

一人ひとりがさほど上手いプレイヤーでなくてもバンドになつた時に強烈なサウンドを醸し出す、それが聴く人を魅了する、これが理想の姿です。

反対に、上手い人が集つてゐるのに演奏がつまらないバンドもたくさんあります。決してヘタではないのに、面白くない、とりたてて魅力のない、もう一度聴きたいと思へない。

かういふ差異はどこから来るのでせう。その一つは、バンドの中で個々のメンバーが互いに引き付けあう力だと思ひます。そこに相乗効果が働き全体を拡張させるのでせう。

ビジネス現場における構造体も、かくありたいものです。組織体制も、情報システムも、各要素が集つてゐるだけでなく、集つた意味を見出すべきです。

<今日の本歌>
山上憶良『貧窮問答歌』

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