第652回 輻輳制御とアニマティズム

時にはブロガーのやうに をかしな女になりな 真つ赤なくつした履いて 黒い口紅つけて 大きく両手をひろげ 両目を見開いてみせな。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅己です。

映画『シュガー・ラッシュ:オンライン』を観ました。ストーリーの筋よりも、アニメーションの美しさ、キャラクターの表情の豊かさ愛苦しさ、各所に散りばめられたディティールの遊び心に魅了されました。そして何と言つても、インターネットの中で起こつてゐることを見事に可視化、劇画化、擬人化したファンタジイになつてゐるのが我がことのやうに嬉しく思ひます。

そんな中で、一つだけ恐怖を感じたのが、ネットの中を彷徨う無数のユーザたちの多くが、まるで幽霊のやうな無表情で死んだ目をしてゐたことです。成程ネット利用者の多くは目的をもたず成り行きまかせでクリックをし続けてゐるだけなのかもしれません。

ビジネスでサービスを提供する身としては、自分の目的だけでなく、お客様の目的も意識しなければいけないでせう。どういふ目的をもつ人に向けてのサービスなのか。あるいは無目的な傀儡を相手にするものでせうか。

<今日の本歌>
黒沢年男『時には娼婦のように』

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