第647回 サラバンドと包除原理

だいたい夜は独りで家の中でろくでもないブログ書いてるあいだに終わっちゃうね。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅己です。

さてバッハの『フランス組曲第2番』のピアノ演奏はいまだに練習が続いてゐます。苦戦の日々です。いつたい何か月やつてをるのだといふ話です。指が思ふやうに回らない問題もさることながら、弾いても弾いても曲の姿がなかなか見えてこないのです。いや逆に言ふと、弾けば弾くほど新たな発見があるといえませう。

たとへば1楽章のアルマンドですと、右手も左手も基本的に一声のモノフォニーといふやつで、時をり二声が重なる部分があります。つまり同時になる音は最大で4つ、最小で1つの4種類です。この4つの組合せが巧妙に計算されてをり、単なる旋律と伴奏といふ形でなく、第二のメロディ、第三の効果音とでもいふべきものが何層にも隠されてゐるのです(ちなみに最後の音だけは5音になる)。

ビジネスの現場でも組合せは重要なキーワードですが、バッハの音楽のやうに、単純に思へるものでも組合せによつて何倍にも拡張できるはずなのです。

<今日の本歌>
ゆらゆら帝国『ゆらゆら帝国で考え中』

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です