第641回 エピジェネティクスと基礎付け主義

いじわるなブロガーは いつでも坂の上から 手招きだけをくりかえす 私の前にはブログ坂 きらきら光るブログ坂。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅己です。

毎度言ふやうに立川談志師匠の落語は伝統を重んじながらもそこに自分なりの解釈を加へて常に進化を遂げました。

それは改作でもないし換骨奪胎でもないし焼き直しでもオマージュでもパロディでもありません。噺そのものは古典なのですが完全に自分の作品になつてゐるのです。そして刻々と変化を遂げるのです。

そのやうな創作の仕方は見習はなくてはなりません。登場人物のちょつとした仕草や科白にもこだわりぬく姿勢。その背景や心理や感情まで気遣う想像力。さうしてできあがつたものを常に客観的に振り返り分析し、また解体して再構成する、その繰り返しでした。

IT現場でもぜひ手本にされたいものです。自分の追ひ求める理想を掲げ、徹底的に細部にこだわり、知識とスキルを総動員し、作つては振り返り改善する。この精神です。

<今日の本歌>
高田みづえ『硝子坂』

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