第634回 ゴシック様式と全要素生産性

浄土宗やら、法華やら、八宗九宗入つどふ女湯の障子を明て、ヲゝさむいと云ひながら肩をぶるゝとして入来るは、何文字とか豊何とか名告るべき十八九のブロガー、斧琴菊といふ昔模様。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅己です。

神田THE SHOJIMARUのライブ出演も無事終了し、今年の音楽活動は完了しました。今年もバンド活動、ピアノ鍛錬、落語修行と、芸能方面で精進を続けてまいりましたが、音楽も芸能もアートも日本酒も、伝統的なものと先進的なものとをどう折り合いをつけていくのか、常に考えます。

立川談志は「伝統を現代に」と唱え、古典を大事にしながら常に自分なりの解釈を磨き続けた。オーケストラは何百年も前の音楽に新しい生命を吹き込む。旧態ばかりにしがみついてもいけないし、新しいものだけ求め続けるのでは落ち着かない。イノベーター精神だけでも、ラガード根性だけでも、世界は衰退するに違いない。

などと考えながらIT現場を振り替えれば、レガシーシステムを頑迷に守り続ける権勢と、先端技術をといおいつ手出しする趨勢と、どうバランスさせるかの勝負なのかもしれません。

<今日の本歌>
式亭三馬『浮世風呂』

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